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October 1, 2012 001-レース活動 サーキット関係 001-レース活動 サーキット関係

レース結果


MCFAJクラブマンロードレース参戦してきました。リトモチームからは今回3台出走。R75/5のh.kawaさんはMAX10エンスーで優勝! DB1やパンタを押さえてのホールショットはシビれました! V7アンバサダーの私、中嶋はLOCで優勝! R75/5のnivaさんは、LOCでお立ち台の予定でしたが最終周で残念ながら転倒! 体は無傷、マシン軽傷でなによりでした。衝撃の車載動画はご本人のアップを待ちましょう(笑)。いろいろ動画撮ってきましたので、そのうちまたアップします。ご参加の皆様、お手伝い&観戦に来ていただいた皆様、お疲れさまでした!

September 28, 2012 001-レース活動 サーキット関係 001-レース活動 サーキット関係

V7 Ambassador 筑波サーキット練習

1969 V7 Ambassador 筑波サーキットでの練習動画です。2本目少し足回りのセッティングを変更して、国際ライダーD;REX豊田さんにフォーム等をアドバイスいただき、ベストタイム更新しました。動画は切ってつないだだけの2周半ですが、最終周でベスト出てます。ラインはメロメロ、クリップ付けないなど、課題が沢山ある動画ですが(汗)、クラシックバイクレースのレギュレーションに適合するマシンで10秒を切るという、一つの目標は達成できました。

June 19, 2012 V7 Ambassador 製作記

レース前準備

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6/17、富士スピードウエイで開催されたLOCに出走いたしました。時間をさかのぼり、レース前の準備を・・・。

前回4月の筑波でのレースは、決勝でダブルチェッカーという失態により失格になってしまいました。LOCレースは様々な排気量&年式が混走するため、どうしてもタイム差が大きくなります。僕が出走しているのはヘビーウエイトオープンBという、750cc以上で72年以前という、マシン的に最速のクラス。レース後半になると必然的に他クラスの周回遅れが多くなり、前走車に追突しないよう安全にパスしながら、しかし全開でトップ争いをしながら走ることになります。例えばアンバサダーでは1分10〜11秒くらいで走るのですが、1分40秒くらいで走るクラスも混走となり、その差30秒。1レースで2回ラップすることになります。ラインも異なり速度差も大きく、前回のレースでは前走車に集中しすぎてチェッカーを見落としてしまいました。以前からチームメイトにもダブルチェッカーの危険性を伝えていたのに、自分自身がしてしまうとは・・・。

ただ、レースが終了すると各コーナーポストにイエローフラッグが出されるはずですが、その時は1コーナーにしか出ていなかった。次のS字のポスト、1ヘア、ダンロップ、2ヘアにもイエローは出されていなかったので、黄旗解除でレース再開だな、と判断したのも事実。本来はグリーンで黄旗解除ではありますが、ここでキチっとイエローが各ポストで出されていれば追い越しもせずそのままレースを終えることができたはずです。まあ、チェッカーを見落としたワタクシが一番悪いのも事実ですが・・。

さて、気を取り直して6月の富士です。前回はジンさんにかなりのパワー差を付けられてしまったので、本当はエンジンチューンしたいところ。現状は排気量アップしただけのノーマルスペックですので。しかし前回レース後は怒濤の仕事量によりゆっくり自分のバイクをいじることは許されない状況。結局今回はレース直前にメンテナンスだけして出場することに。

上の写真はスイングアーム、ミッションを降ろしてクラッチ点検、ユニバーサルジョイント点検、オイル滲み対策、スイングアームピボットベアリング点検&給脂、その他の整備を。この時代はユニバーサルジョイントも小さく、ファイナルにダンパーもなく、エンジンパワーを上げると負担が大きいのは事実。レーシングユースの場合にはある程度走行したら点検することにしています。

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ステムOH、フォークOH、ホイールベアリング点検など。フォークはレギュレーション上35φのヤマハ製を使用。このフォークはスライドメタルがアウターにしか入っていない(年式によってはアウターにも入っていない)ので、レーシングユースのハードな仕様だとインナーチューブにキズが入りオイルが滲みます(通常使用なら問題なし)。安いので、新品に交換。ちなみにダンパーやスプリングは、当然別物になっております。

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もう一つの準備。ライダーの軽量化。こちらは時間もお金もかからないチューンです。3ヶ月半で約5kgの軽量化を達成。加速と、ツナギを着た時の動きやすさには効きますね! 写真が揃ったら富士のレースレポもアップしますのでぜひお楽しみに!

May 13, 2012 V7 Ambassador 製作記

ルマン会議

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まるてんさんからお誘いいただきまして、軽井沢で開催されたルマン会議にお邪魔しました。パニアも物入れも何もないアンバサダー、革バッグに工具を入れてくくり付け、革ジャンのポケットにお札とクレジットカードと携帯だけ入れて手ぶらで出発。軽井沢なら練馬ICから1.5時間程度なのでお気楽ですね! 

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10時ごろ開催場所のモトテカコーヒーさんに到着すると、ものすごい数のグッツィ&マーニ! 100台以上? 200台近いかも? とにかく、これほど多くの変態、もとい、グッツィが集まっているのは初めて見ました。圧巻! 

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いろんなバイクを見ているだけでもなかなか楽しめます。リトモでカスタム等させていただいた車両も多く参加されておりました。主催の皆様、大変お疲れ様でした!

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我がアンバサダーも、なかなかの人気者だったようです!?

May 12, 2012 V7 Ambassador 製作記

アンバサダーレーサーの公道化

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グッツィのイベントにお誘いいただきましたので、先日仕様変更したアンバサダーレーサーをサクっと公道仕様にしました。くわしくはこちら(click!)です。

April 3, 2012 V7 Ambassador 製作記

アンバサダーレーサーのモディファイ

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2009年に製作したMotoGuzzi V7Ambassadorレーサーですが、より戦闘力を高めるために、モディファイしました。1月ごろから、ちょっとずつ進めてきた作業ですが、4/1に開催されるPride of Classicsに参加するため急遽突貫で組み上げです。写真は作業前の状態。

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そもそものモディファイの理由は、サーキットにおける戦闘力を上げるための改善案その1としてのポジション変更。セパハン化&シート変更により、スポーツライディングにより適したポジションを得るためです。しかしタンクがノーマルのままでは、フォークのオフセットを減らしていることもあって、セパハン化するとハンドルがまったく切れなくなってしまいます。ですのでタンク幅詰め加工。多すぎるタンク容量も適正化できます。

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カットして板金。

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ピタリと合わせて板金、溶接。

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タンクキャップのフランジを削り出し。

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キャップは安全のためニュートンのエアプレーンタイプに。純正キャップは雰囲気よくカッコいいのですが、サーキットを考えるとちょっと不安な部分も。純正はレバーを回してパカっと開くのですが、転倒時に開いてしまう可能性があります。開かないまでも、ブリーザーを兼ねているキャップのため、転倒すればガソリンは必ず漏れます。出火の可能性や路面を汚す可能性を考えると、エアプレーン+ガソリンキャッチタンクが安全上は最適。旧車にこういうのを付けるの、否定的な人もいますが・・・。

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ブリーザー取り出しと合わせて溶接して幅詰めタンク完成。

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純正との比較。

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最終的な造形と塗装はStupidCrownにて。バッチリの仕上がりでございます。

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シートはAMP Design製のベイツレプリカをベースに、さらにAMPにて前半部分をこの車両に合うよう加工。

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その造形は完璧です。

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ちなみにこのシート、60〜70年代のベイツ製、ハーレーのワークスXR750に使われていたシートのレプリカです。後ろから見ると下に向かってすぼまっていく3次元的な造形は、FRP型が2型になってしまう手間のかかるもの。ベイツレプリカは数あれど、このすぼまり形状を再現しているのはこれだけでしょう。だって2型は大変手間がかかるから、すぼませずストレートに下に降ろして、1型にするよね、普通のFRP屋さんなら。

ちなみにこちらの車両にもこのシートを装着しております。


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さて、出来上がったシートに合わせて速攻でフレーム加工します。

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シート取付け用のステー類を製作し、さらにシートレールはカットするので、Rサス固定部に補強のためのパイプを製作。

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補強パイプを溶接し、純正フレームをカット。

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ペイント下処理。

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塗装完了。フレームエンドはアルミでキャップを。

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Rタイヤのフルストロークを確認しつつRフェンダー製作、取付け。

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シートに合わせたフレーム回りの作業が完了したので、速攻StupidCrownに持って行ってペイント&レタリングしてもらい・・・

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速攻RazzleDazzleで表皮を張ってもらう。多摩地区職人仲間のみなさま、急いでもらってありがとう!!

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さて、フレーム加工、前の方です。セパハン化に伴って、今回はゼッケンとメーターをフレームマウントとすることに。ステーの取付けボスを製作し、フレームのネック部に溶接。そしてペイント。

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アルミを切り出してステー製作。簡易治具といろんなものを駆使して溶接。

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ゼッケン付きました。次に、ここにメーターを付けますので、

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メーターパネル取付け用ステーを製作。

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タコメーターが付きました。

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ガソリンキャッチタンクやP-Lapのステーを製作して完成。

あとはアクセルワイヤーやブレーキホースの短縮加工をして・・・

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完成です! 4/1の走行会前日深夜にギリギリ完成しました。
完成図はこちら(click!)

January 21, 2012 V7 Ambassador 製作記

タンク加工

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グッツィアンバサダーのタンク加工です。レストアベースの中古タンクを入手、それをチョップです。今シーズンのアンバサダーレーサーは、セパハン化、セパハンにするとハンドルがほとんど切れなくなるのでタンクを細く加工、シングルシート等でポジションとスタイルを変更します。ちょっとした作業の隙間で、進めていきます。

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何事もそうですが、下準備が大切。正確に罫書いて、正確にカット。適当にやると、絶対左右がぴったり付きません。この丸っこいものに正確に罫書くのはノウハウが必要です。自己流ノウハウですけどね・・・。

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3枚におろしました。

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パカッ。内部は程度良好でした。

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上面にはパテがこんもり入っておりました。シメサバみたいな質感ですね。粉まみれになってパテを完全除去、板金修理しました。

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左右をぴたりと隙間無く擦り合わせて、溶接。このピタリ、が、手間がかかります。

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スリムになりました。ちょっとトライアンフのタンクっぽいですね。カワイイ!

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ちなみに、作業前。

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トンネル部分を切り取って、細くなったタンクのトンネル部分をカット、ピタリと合わせます。コツコツと丁寧に作業すると、写真のようにピタリと合います。適当で溶接でごまかすと、キレイに溶接できないばかりか、ピンホール等でガソリンが漏れたりします。

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かなりカワイカッコイイタンクになったと思います♪ エンジンが強調されてGoodです。あとはトンネルを溶接してキャップ部を加工して塗装。キャップは何を付けようかな〜。純正? エノット? エアプレーン? 次回作業は未定です。

May 18, 2011 V7 Ambassador 製作記

マフラー完成

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アンバサダーレーサーのマフラー、完成しました。今回はブラットスタイル高嶺氏に分けてもらった鉄サイレンサーを使うことにしたのですが、重くなるのでエキパイはチタン手曲げで製作です。

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今回は左右独立の2本出し。走ってみてから、途中に連結パイプを入れるかも。インナーバッフルなしだと、ほんといい音で痺れますが、ストリートではバッフルは必要。これと似た形の安いのがありますが、出口形状とか材質によってあんまりいい音しないんです。ブラット高嶺製はいい音出すためにいろいろ練られており、Goodです(バラせば分かる)。

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けっこうキツキツのクリアランスで曲げてみました。なんとかいい感じに。サイレンサーは鉄の素地なので、表面処理どうしようか悩み中。黒ツヤ消しorクローム? そのままサビ仕上げ?

May 15, 2011 V7 Ambassador 製作記

チタン手曲げマフラー

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閉店後に夜な夜な少しずつ進めているアンバサダーレーサーのチタンマフラー、前半部完成しました。あとは後ろです。

May 14, 2011 V7 Ambassador 製作記

チタン手曲げ

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チタンエキパイ、手曲げです。きれいなカーブと焼き色のために、下準備は入念に。

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一本目終了。曲げ始めれば早いです。手曲げはちょっとしたゲージのみで、基本的に勘だけで曲げていきます。チタンは材料も高価なので、一発勝負! 集中力が肝ですね。

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2本目完了。勘で曲げてる割には、なんとなく、いつもうまくいきます。これはグッツィのアンバサダーレーサー用です。

November 1, 2010 001-レース活動 サーキット関係 001-レース活動 サーキット関係 001-レース活動 サーキット関係

筑波最終戦終了!

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筑波最終戦、無事行ってまいりました。心配された台風も早めに通過し、予選がセミウエット(ほぼドライ)、決勝は完全ドライ! レース終了後にパラパラ降り始めた雨は、深夜には豪雨に。丁度レースの間だけ雨がやんだ、という奇跡のような最高のレースとなりました。

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ナカジマはシャフターズで優勝!

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リトモメカ、ツッチーは3位入賞!

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nivaさんはLOCで4位! 特別賞受賞!

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ナカジマはアンバサダーでLOCにダブルエントリー。モトラボロ神宮司さんと優勝争いバトルとなりましたが、0.4秒差で2位。ちょっと悔しかったけど、最高に楽しかった!

GSのこうしLAW君は予選2番手と好成績だったのですが、決勝1周目で転倒リタイヤ(本人無傷、バイク軽症)。レース初、筑波もほとんどぶっつけ、ほぼノーマルの2本サスR100RSで出走のまきの弟さんも、立派なタイムで完走! テリーさんはLOCのみ参戦、痛恨のスタートミスで入賞ならず。残念! マックスフリッツ佐藤さんはR69Sで3位入賞! h.kawaさんは、予選ダブルチェッカーで残念ながら・・・。でも全員無事! 1日レースを楽しむことができました。

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お手伝いいただいた皆様、上の走行写真を撮影していただいた黒8番さん、差し入れをいろいろいただいたお客様、スタッフのみんな、本当にお疲れさまでした&ありがとうございました! また来年もレースを楽しみましょう〜!

※とりあえず速報です。写真が揃いましたら、レースレポを後日アップします。

May 2, 2010 001-レース活動 サーキット関係 001-レース活動 サーキット関係 001-レース活動 サーキット関係

レース速報


本日、筑波サーキットにてMAX10シャフターズ、LOCに参戦してきました。リトモチームからは5名参戦。最高の天候で最高のレースとなりました。ご参加のみなさん、お手伝いの皆さん、応援に駆けつけていただいた皆様、スタッフのみんな! お疲れさまでした&ありがとうございました!


僕はシャフターズとLOCにダブルエントリー。なんと両方、勝たせていただきました! こんな出来過ぎの日は、なかなかない! 人だかり! そして写真もバシバシ撮られてる! 俺も有名になってきた!? と思ったらTOKIOの長瀬智也君がHDで出場しておりましたー。レース参戦とは、なかなか男気あるね! というわけで詳しくは後日またレポートいたします。

February 15, 2010 V7 Ambassador 製作記 V7 Ambassador 製作記

街乗り


定休日の本日、気晴らしに街乗りです。後半、雨に振られましたが・・・。このナリで、アクセル開けると恐いくらいの加速するので、痛快です。そのくせ、トップでのんびりドコドコ流すのも気持ちいいでの、言う事なしです。


溶接や旋盤などの、金属加工の師匠のところへ寄りました。師匠は現在、これを製作中。仕事じゃなくプロジェクトだそうで、最高です。チンクにフラット4積んでる途中です。チョー楽しそうです。操縦安定性? しるかっ!


男はこうしていつまでも、本気で遊ばなきゃいかんのです。明日早めに仕事場に行ってあれやろう~、と思えると、人生楽しいですから。見習います。

February 6, 2010 V7 Ambassador 製作記

公道仕様へ


久々にアンバサダーを公道仕様に戻しました。雑誌Moto Naviの休刊が決定し、その特別パーティーにお招きいただきましたので、昨晩こいつで行ってきました。当日の模様はカメラを忘れて撮影できませんでしたが・・。モトナビの休刊はとても残念ですが、一旦仕切り直し、再度新たな展開が期待できるパーティーでした。業界関係者ばかりでいろいろな方に久々にお会いして、楽しませていただきました!


そういえば公道仕様の写真を撮っていなかったので、ついでに撮影しました。詳しくはこちらです。真冬の東京の夜を走りましたが、ゆっくりドコドコ走るのも、飛ばすのも、どちらも本当に楽しいバイクです。


以前の仕様は、テールランプが大きくイマイチだったので、作り直しました。LEDは点灯の雰囲気があまり好きではありませんが、後ろに出っ張らないのでデザインの自由度が高いです。このようにすぐ後ろにフレームがある場所でも、うまくフィッティングできます。汎用品をそのまま取付けるのもなんなので、アルミを板金し屋根?を作ってみました。こうするとグっとスペシャルな感じになると思います。


なんてことない屋根? バイザー? ですが、アルミ板金、溶接、研磨整形、塗装で、実は手間がかかってます。

December 12, 2009 V7 Ambassador 製作記

オイルキャッチタンク


少し前ですが、我がアンバサダーのオイルキャッチタンクを作り直しました。以前のはちょっとデザイン的に気に入らなかったのと、ブリーザー取り回し変更、及びバッテリー脱着をより容易にするためです。まずは材料の切り出し。


切り出した材料を丸めて溶接。これで好きな直径のパイプが作れます。


内部構造、入口、出口、ドレン、車体へ取付けるためのステー等を製作、溶接して完成。内部はただの箱ではなく、オイルミストを大量に含んだガスを、油分と気体にうまく分離できるよう試行錯誤の末の構造になっています。この構造だと、ブリーザーからオイルも吹かず、キャッチタンクにオイルが溜まることもなく、内圧コントロールナントカも、必要ありません。


このように取付け完了。いい感じになりました。


これは作業前の写真。レース前にチャチャっと作ったので、形状がちょっと無骨であまり気に入らなかった・・。ブリーザーのリターンパイプも取り回し、及びバッテリーのレイアウトも変更しました。

October 16, 2009 V7 Ambassador 製作記 V7 Ambassador 製作記

セットアップ


本日朝イチ、筑波です。平日の2輪スポーツ走行枠は、基本的に朝イチ~なので、午前中には仕事に戻ることができて、好都合です。今日は久々、数ヶ月ぶりの筑波走行、アンバサダーを持ち込みました。前回のレースから、キャブセッティング、Rサスセッティングを変更してのトライ。又、ファイナルを変更してから筑波は初。これら変更はすべてうまく行き、ベストをラク~に更新。目標まではもう少しですが。

そうそう、サーキットで速いバイクを見て、「あのバイクはお金かかってるから」「パワー出てるから速いんだ」というのを良く聞きますが・・・。お金かけても、パワー出しても、特に筑波のような小さくテクニカルなサーキットでは、簡単にタイムは出ないし、レースでも勝てません(ある程度のお金とパワーは必要ですが・・)。走り込みと分析、それに基づくセットアップの積み重ね(もちろんライダーの練習も)でコンマ数秒を削っていくわけです。特に我々の好むテイスティな旧車を速く走らせようとすると、車体関係でいろいろな問題(チャタリングなど)が出てくるわけで、それを一つずつ解決する、というのが旧車レーサーのセットアップの第一歩と思います。セッティングの差が分からん? ワタクシもそのへん走った程度では乗り心地くらいしか分かりませんが、同じとこグルグル何回も何回も考えながら走ってきて、諸先輩方にもいろいろ教えていただき、今では特定車種に関してはかなりのノウハウを得たと思います。ちまたのバイク屋さんは、1G調整しただけで「これでセッティングOK」って言えるからすごいっす。それはセッティングじゃないっす。大概、ツルシの社外サスのスプリング、ほとんど固過ぎだしね。

話が脱線してきましたが、何が言いたいかというと、使うパーツやかけたお金では速さは決まらないということで、だから難しくも面白いわけです。そして、だから速い人はカッコ良く、憧れるのです。なかなか速くなれないから・・。

September 9, 2009 001-レース活動 サーキット関係 001-レース活動 サーキット関係

富士ストレート

アンバサダーでの富士スピードウエイ、ストレート動画です。1次減速比、2次減速比、タイヤ外径、エンジン回転数から計算し、5速7000回転、約200km/hです。ファイナル選択がうまくいって、ちょうどコントロールラインを過ぎたあたりで6800回転くらい、そこから開けっぱなしで、じりじり上がっていく感じです。スタックのタコと正確な計算により、公道車両のスピードメーター読みより誤差はかなり少ないはずです。フレームや足回りも、特に不安なく全開にできました。

September 3, 2009 001-レース活動 サーキット関係 001-レース活動 サーキット関係

レース参戦


今週末、9/6(日)は、富士スピードウエイにて開催されるレース、レジェンドオブクラッシック(LOC)に参戦します。私はもちろんアンバサダー。前回のツーリング後、営業終了後にコツコツ作業を進めてきました。シフトタッチ改善、カム変更、リアショックセッティング変更等、ひそかに、だいぶ熟成が進んでいます。あとは夜なべしてレース仕様にすれば準備OK。富士はストレートが長いので、ファイナルももちろん変更。ファイナルケースは1個しかないので、バラして中身交換してバックラッシュ調整・・・、手間かかるな~。もう一個デフ探そうかな・・。


やまさんも、もちろん参戦。街乗り仕様が、重いフライホイール&4速ミッション仕様だったので、レース仕様に戻すのはなかなか大変ですね。もちろん、夜なべ。

9/6、お時間のある方はぜひ富士スピードウエイまで! 応援よろしくお願いします~。(入場券、何枚かあります~)

April 13, 2009 V7 Ambassador 製作記

スプリング


Rサスのセッティングにて、欲しいレートのスプリングの長さが足りない場合、カラーを作って対処します。

March 27, 2009 001-レース活動 サーキット関係 001-レース活動 サーキット関係

筑波


本日朝イチ、筑波走行でした。写真はKさんのR75/5レーサーと、僕のアンバサダー。足回りの仕様は2台ともほぼ同じです。


Kさんの/5レーサーは、フォークOH、その他メンテナンスを事前に実施。僕のアンバサダーも、フォークの仕様を変更したり、ストリート仕様からレーサーにしたりと当日朝まで作業・・・。そのかいあって、アンバサダー、なかなか良いタイムをマーク。Kさんのスラゴも好タイムで安定して走行しています。


スラゴのSさんも熱心に練習に通われています。グッツィルマン1000のTerryさんも今日は練習に来ていました。だいぶタイムを取り戻している様子で、なによりです。シャフターズやMAX10のエントラントも多数練習されていて、だんだん気分も盛り上がってきましたね~! 本番は4/19、筑波サーキットです。

March 17, 2009 V7 Ambassador 製作記

Burn out


なかなかパワフルです。

March 13, 2009 V7 Ambassador 製作記

車検


当店の試乗車Basic-Rの車検ついでに、アンバサダーの車検を通してきました。どちらも一発OK。アンバサダーは輸入新規なので、初回3年車検です。街乗り用に短いリアサス付けてみました。ハンドリングはちょいタルくなりますが、見た目のバランスはGoodです。さあ、走りに行きますか~!

February 22, 2009 V7 Ambassador 製作記

スタンド


営業終了後に少しずつ車検準備を進めている、我がアンバサダーです。もともとレーサーなんで全然スタンドを考えていなかったんですが、公道では必要。フレームのサイドスタンド取り付けステーも切り取ってしまってありません。倉庫に転がっていたBMW用社外品をベースにほとんど作り直して、いけてるサイドスタンドが出来ました。今回のこの公道化、レーサー仕様にする時の手間を最小限にすることを第一に考えているので、もちろんこのサイドスタンドも取外し作業はものの1分です。

February 16, 2009 V7 Ambassador 製作記

アンバサダー公道化


アンバサダーの公道仕様作業を夜な夜な進めています。発電機は国産軽自動車用を流用。かなり悩みましたが、無事取り付けに成功しました。


2000回転も回せば、この通り。さすが日本製。完璧な充電系統が完成しました。


シフトストロークとタッチ改善のために、リンクを新たに製作。ベアリングとディスタンスカラー入り。


剛性感溢れるカチっとしたタッチに。これでより乗りやすくなります。あとは灯火類の配線とスタンドを考えれば車検に行けるかな。

February 5, 2009 V7 Ambassador 製作記 V7 Ambassador 製作記

筑波


本日早朝より、筑波サーキット。今年初走行です。寒い~。

アンバサダーはトラブルも解消し、ねらい通りスゲー良く走ります。まだ各部ナラシ&セットアップ段階なので本気で走ってませんが、かなり良さそうです。CRキャブのセッティングも、ニードルの切り上がりとストレート径、裏直全開でのメインジェットとほぼ決まって、全域でパワフル&スムーズです。足回りも現ペースならよい感じ。気になる部分を手直しし、次回は本気で走って足回りセッティングです。
R100Rで走っていた西田さんとパラレバーの話しになり、「乗る?」ってことで、4周乗らせていただきました。大変参考になりました。ありがとうございます! R80のげんげんさんはベスト更新! 遠方から地道に練習に来られていて、脱帽です。お疲れさまでした!

February 1, 2009 V7 Ambassador 製作記

街乗りしたい!


我がV7 アンバサダーは、レーサーとして仕立てたわけですが、自分的にイケてるバイクを作ったわけで、そうなると街乗りやツーリングもしたくなるわけです。で、街乗りとレーサーで大きく違うのは、電装系。まず発電機がついてないのです。発電機がないと、バッテリーが空になった時点で走れなくなります。(サーキットでは走行前に充電する)。もちろん、ライトやウインカーも必要なので、そうした電力も、発電機で発電した電気をバッテリーに貯めつつ、走ります。ループフレーム系の発電機はVバンク間に置かれ、クランク軸に取り付けられたプーリーの回転力をVベルトを使って回すという、車のような構造。その発電機、純正は信頼が置けないので、写真のように日本車の軽自動車用を使うことにしました。これならリビルト品が安く手に入るし、レギュレーターも内蔵だし、信頼性も効率も高い。もちろん簡単にはいかず、いろいろ作らないとならないのですが、なんとかなりそう。春にはこのアンバサダーで、カフェに行ったり温泉に行ったり、峠で国産SSを追い回したり(?)したいな~。

January 25, 2009 V7 Ambassador 製作記

手直し


夜な夜なの作業により、ストールの解決と、各部手直しがほぼ終了しました。2月に入ったら、ぼちぼち筑波行きです。

November 28, 2008 001-レース活動 サーキット関係 001-レース活動 サーキット関係

レース前


木曜日、レース前最後の練習に行ってきました。この日は朝から曇りで気温も結局7度くらいまでしか上がらず、寒かった! R80レーサーは、新品タイヤの皮ムキをしてから気温に合わせてキャブセッティングを少々変更、路面温度が3.5度くらいだったのでベストタイムは出ませんでしたが・・・。あとは当日のアドレナリン分泌に期待。シャフターズ、強者が多数エントリーされていて、上位争いキビシそうですね・・・(汗)。


やまさんのバイクもほぼ仕上がりました。外装はStupid crown ・Mune氏の強力サポートによりフレーク&ブルー&グラデーションという美しい仕上がりに。あとは46歳のいぶし銀の走りに期待!


こちらは元リトモのアルバイト、アシザワです。自分のルマン1000でシャフターズにエントリーです。お金がないのでリトモのファクトリー一角にて、自分で作業しています。リトモに貢献してくれた元バイトの特権。大学生23歳ですが、自分でステムシャフトの打ち替え、ハーネスの製作やキャリパーサポートの製作をやり遂げるとはなかなか大したもんです。もちろん、我々の厳しい指導のもと、安全に問題ないようにやらせております。ガンバレ!


こちらもシャフターズにエントリー、K口さんのR100RS2本サス改。街乗り仕様からレーサへの変更作業、及びメンテナンスです。今回レースは2回目なので、作業はすぐに終わりますね。


で、LOCにエントリーしているワタクシのアンバサダーですが・・。ちょいトラブリまして。

シェイクダウン初日に、慣らしライン走行中エンジンストール。すぐに再始動可能だしパワーもありとてもいい感じなのですが・・・。帰ってエンジン開けて各クリアランスや点火系、キャブ系などすべてチェックし問題ないことを確認。シリンダーにちょい縦傷が入っていたので念のためホーニングし再組み付け。そして今週、再度筑波へ。エンジン大変調子よく速い! ミッションもタッチ文句なし、足回りもGood、こりゃ、勝てる! と思っていたのですが、症状がまた出ました。突然のストール。毎回全開で3~5周で症状が出る。そしてすぐに再始動可能。戻ってチェック、問題なし。コイルの抵抗値もOK、もちろん配線もOK。ということは、あとはダイナ3の初期不良? ユニットはもちろん新品だし、冷却OKな場所に設置してある。IGコイルだったら、今までの経験では片肺症状になることがほとんど。ということはやっぱりダイナ3? 当然燃料コックやホース、ガス供給量、キャブも問題なし。症状から駆動系ではないので、もしくはエンジン本体? ミスるところはない。油圧もOK・・・。再度開けても、もちろん問題は見当たらない・・・。

というわけでおそらくダイナ3のブラックボックス内の不良と思われるのですが、部品交換しても当日本番まで走行できないので、直ったかどうか確認できない。もし万が一予選や本番で走行中ストールしたら、自分だけでなく他の方々にも危険を与える可能性があるし、そもそも完全な車両でないと本気でレースできない。あきらめるのもレース。

というわけで、今回この車両での出走は、棄権します。

ご期待いただいた方々、すみません! でも来春のデビューレースでは優勝狙います! 

今回は下の動画でご勘弁ください・・・。


止まらなければ、速いしハンドリングもいいし乗りやすいし、最高なんだけど・・・。

November 20, 2008 V7 Ambassador 製作記

こんな感じです


まだ細かいところとか、フェンダーとか仮ですが、アンバサダーの全体像はこんな感じになってます。自分的にはかなりツボですが、どうっすか~?

シェイクダウン前作業


シェイクダウン前の最終的な作業を。写真はミッションとフレームをつなぐ補強版。アルミで製作し直してます。


その上にはアルミでバッテリーボックスを設置。写真はハーネス製作中。


点火時期の調整。手製の指示針と全周分度器。アルミフライホイールにしたので、タイミングホールからチェックできないので。もちろんこれは調整が終わったら外します。キャブを仮セッティングし点火時期を合わせ、セルを回したらあっけなく一発始動。まあ、当たり前ですが。


オイルキャッチタンク製作中。キャッチタンクはただの箱ではありません。設置位置や内部構造等は、かなりいろいろ悩みましたが、現在はとても安全でよい物を作れるようになりました。安全に走りたい方はぜひオーダーしてください。市販品と比べて高いですけど(笑)。

November 19, 2008 V7 Ambassador 製作記

シェイクダウン!


シェイクダウンしました。まだナラシですが、なかなか速そうな気配です。今日はやまさん、S氏さん、Terryさんも練習です。マシン詳細はまた後日。

November 15, 2008 V7 Ambassador 製作記

もうちょい!


アンバサダー、もうちょいです。エキパイ完成。


ステップもアルマイト終了し完成。


コイルもデスビも付いて、キャブも付きました。


もうちょい!

November 10, 2008 V7 Ambassador 製作記

ステップ製作


アンバサダーのステップを製作します。写真は右側。ステッププレートが完成し、ブレーキペダルを製作中。このペダル、最初は純正加工でいこうと思ってましたが、あまりカッコよくないので、分厚い鉄板からペダルを削り出し。


こうなりました。良い感じ~。


深夜なので頭が回らず、途中の写真がありませんが、左側も完成。全部手作りです。試行錯誤の末、シフトタッチもよい感じになりました。アルマイトで終了です。

November 7, 2008 V7 Ambassador 製作記

エンジン完成


アンバサダーレーサーのエンジンが完成しました。


もとはこれですから、ずいぶんキレイになったと思います。


ヘッドカバーも、上のエンジンにひっくり返しで付いてたのを、磨いて仕上げました。

November 5, 2008 V7 Ambassador 製作記

リアホイール


最近はほぼ毎日、深夜までやってます。差し入れ歓迎です。昨晩はホイール組み。この年代のグッツィ、及び2本サスBMWはホイールベアリングがテーパーローラーで、組み付けにはシム調整が必要です。といっても、グッツィ用のこの部分のシムなど持っていないので、ディスタンスカラーを1/100台で製作、調整し組み付け。


新品スポークとリムでホイール組み。


タイヤを組み付けて完了。


クランクケースとクランクの年式が違うため、純正のクランクシールが使用不可。なので他車種用のシールを削り出しアダプターを製作して組み付け。

October 31, 2008 V7 Ambassador 製作記

スプライン


アンバサダーのリアハブスプラインです。右が付いていたもの、左が新品です。かなりスプラインが減っているのがわかると思います。


この部分はかなりきつい嵌め合い、そして穴位置も合わせないといけないので、難易度高です。うまくいきました。

October 30, 2008 V7 Ambassador 製作記

オイルフィルター


アンバサダーにオイルフィルター付けました。BMWは同年代でもうオイルフィルター付きでしたが、グッツィのこの年代は、フィルター無し(網だけ)です。無しで使うと、クランク回りとかやっぱり心配なので、がんばってフィルターアダプターを深夜に手作りして、取付け成功です。問題なければ商品化しようかな? でも同じようなの、どっかで見たような、見ないような。 ってか、売れないか。当初は高年式用オイルパンを使って付けようと考えましたが、ケース側のオイルラインが違う(このリブ無しエンジンは、V7 sportともエルドともオイルラインが違うよう)ので、加工したとしても不可。で、この方式になりました。腰下も組み上がったので、次はエンジン搭載です。

October 17, 2008 V7 Ambassador 製作記

エンジンパーツ


各エンジンパーツの加工等が終了し、来週にはエンジン組み立てです。クランクは大先生のご協力を得て、ダイナミックバランスを。


コンロッドはキャリロ、ピストン等はWPC加工。


シリンダーはスリーブ製作入替、ヘッドはガイド製作入替、シートカット、バルブ研磨、バルブフェイス修正、セット長合わせ、ポート加工、圧縮比アップ等。両方とも放熱性を上げるためガンコート。バルブスプリングとチタンリテーナーは当店オリジナルを使用します。


ギアトレインはアルミ化。オイルポンプはルマン系のものへ変更。もちろん旧タイプクランクケースにはポン付けできず、ケース各部の加工が必要。なかなか苦労します。


製作した足回りのパーツ類もアルマイト終了。

October 14, 2008 V7 Ambassador 製作記

棟上げ


全バラにした車両を組み立てて、バイクが自立するようになるのを棟上げ、と勝手に言っておりますが、棟上げに向けて今日もオールナイト作業です。まずはフロントディスクのスペーサー製作。


ヤマハ用の社外品でも同じ商品がありますが、そちらはインロウがないタイプで芯が出ません。インロウ構造にするとバチっと芯が出ます。作るのはちょいメンドウですが。穴が12個空いてるのは、単なるバネ下軽量化の為の肉抜きです。


というわけで、棟上がりました。エンジンとミッションは、フォークフルストロークでのクリアランスを見るためとりあえず載せただけ。まだ中身はありません。リアホイールもハブの部品がまだ揃わないので、もう一台のホイールを借りました。こうなってくるとテンション上がります。

October 12, 2008 V7 Ambassador 製作記

組み立て開始


毎日営業後に作業を進めてます。塗り上がったスイングアームは新品ベアリング&シールを。ファイナルも新品ギアにてギア比変更、バックラッシュ調整、ベアリング&シール交換等で組み立て。


フロントホイール組み立て。


振れは0.2mm以内におさめました。


ループのレーサーの写真は、雑誌にもネットにもほとんどありません。で、どっかで見たな~と思い雑誌のバックナンバーを漁ると、ついに発見。1999年のバイカーズステーションのデイトナ取材の記事に1カットだけありました。いい感じで出来てるな~。それに比べて左のBMWは・・・。僕のアンバサダーも、この写真の車両のように純正イメージで仕上げる予定です。

October 11, 2008 V7 Ambassador 製作記

フロント足回り


フォークはこのフォルセラを使います。デッドストック新品を奢ります。上下ステムは国産車用を加工。ハブも国産車用。


アクスルシャフトは店に転がっていたものの中で近いものを、径や長さ、ネジ部を加工して製作。


アクスルシャフトに合わせてベアリングを選択、ディスタンスカラーを製作して、ハブセンターを計測後左右カラーも製作。このようにしてフロント回りが決まってきます。

フレームペイント


フレームのブラストが上がってきました。あの錆び錆びのフレームがきれいになって帰ってきました。ブラスト後はすぐにサビてしまうので、早速塗装です。


サフェ、本塗りともに2液で露天吹き。こういうレーサーの場合、追加加工する可能性があるので、粉体塗装でないほうがいろいろと良いのです。耐久性や仕上がりは粉体塗装の方が格段に上ですが・・。


ツヤ消し度合いも丁度よく仕上がりました。

October 8, 2008 V7 Ambassador 製作記

フレーム加工


タンデムステップ&マフラーステー部分を作り直しました。ノーマルのままだとサイレンサー位置を上げられず、バンク角が稼げないので加工です。自由度が上がりました。これでフレームの加工でやりたいことは終わりました。現在ブラスト加工中。

October 5, 2008 V7 Ambassador 製作記

Tシャツ


アメリカのグッツィ屋から、

「Youのアンバサダーレーサー、楽しみにしてるぜ~。Good Luck!」

と、Tシャツをもらいました。Thank You!

October 4, 2008 V7 Ambassador 製作記

ステム


昨日の営業終了後は、ステムシャフトを作りました。


付きました。ステム&トップブリッジは、欲しいオフセットとフォークスパンから国産で流用できるものを探して取付けます。そのためにステムシャフトを製作する必要があります。ループフレームはベアリングが奥まって付いているので、設計で頭こんがらがります。ネック部の補強もしときました。2時までかかったよ・・。

September 29, 2008 V7 Ambassador 製作記

営業終了後


ここ最近、営業終了後に僕とやまさんは11月のレースに向けて車両製作のため、だいたい居残り作業です。特に定休日前日は、ほぼ明け方まで。やまさんはそのまま泊まって翌日の休日も使って作業しています。アンバサダーはフレームの加工がほぼ終了。写真はいらないステーをカットしているところ。ちなみに年式は1969年と判明。


リアホイール。リムはオリジナルのボラーニが入っていますが、古いものなのでレーシングユースではちょっと不安なため、使用しません。錆びたスポークも、もちろん張り替えます。


ホイールを分解しハブ単体に。スプラインの摩耗が多いので、これは新品と交換です。ハブとスプラインはかなりきつめの焼き嵌めのようで、ハブ全体をコンロでチンチンに熱し、精度の高いプレスジグを作ってかなりの荷をかけないと抜けません。もう一台の方もスプラインがかなり減っていました。この辺のグッツィはハブダンバーがないため、負担が大きいようです。あんまりパワー上げるとやばいかな・・・。ベアリングのメンテナンス性はBMWの2本サスより良好。


シフトパターンと立ち上がり回転数を計算し、最終減速比を変更します。もちろんベアリングやシールも交換。


やまさんは、R75/5製作中。街乗り兼用レーサーです。フレームもウレタンで塗ってキレイになってきました。外装はペインターさんに弟子入りして作業中。

September 25, 2008 V7 Ambassador 製作記

ステップ


アンバサダーのステップ製作です。とりあえずこうなりました。写真のプレートはt=5mmで作った仮のもの、ホンチャンは10mmで切り出します。ステッププレートの形式にすると、ステップ位置の変更が比較的ラクに行えます。製作後、実際のライディングにて変更することも多いです。ステップ位置やペダル、レバー等の数ミリ単位での調整が乗りやすさ、結果的にタイムに繋がります。

September 22, 2008 V7 Ambassador 製作記

ポジション


我がアンバサダーレーサー、閉店後にコツコツ進めております。エンジン仕様を決定し、ヘッドとシリンダーは内燃機屋さんへ行きました。ドンガラのエンジンとミッションをもう一度フレームに載せて、ポジションのチェックです。各部干渉等を見ながら、マフラーの取り回しやステップ位置を検討。フレームを塗る前に全て加工を終わらせるための作業です。スイングアーム垂れ角(ユニバーサルジョイント)の限界も検証。しっかし、ボロい。

September 14, 2008 V7 Ambassador 製作記

エンジンの表情


60~70年代のバイクのパーツは、むやみにブラストせず丁寧に洗浄し磨き込むことで、使い込まれた良い表情が出るのだ! ・・・と説明し、助手が泣きそうになりながら磨いてくれたのがこのクランクケースです。


もとは、これですから、


とてもよい感じになったと思います。いいね~。

ネジ


アンバサダーのケースのボルト。M6のボルトがネジ切れています。旧車レストアでは避けて通れない試練です。学生のころは、こんなの見たら愕然として途方にくれますが・・・


今は1分で取っちゃいます。


750クランクケースにボルトオン装着の、新デスビ、完成しました。

September 12, 2008 V7 Ambassador 製作記

エンジン加工


我がV7アンバサダーのエンジン、少々進めました。これは分解したクランクケース。何年寝ていたのだろう・・・。


オイルパンは古いオイルがヘドロ状になって、ごはんですよみたいになってました。


アンバサとかエルドなんかの旧エンジンは、点火系がこのデスビですが・・


ルマン系の通常の点火系に変えたいわけです。そうするとダイナ3も使えるし、カムも選べるので。で、ポン付けできるかと思っていたらクランクケース形状が全然違うので付かない。やろうとした人は分かると思いますが・・、ってそんな人いないか。


超悩んで、「こことそこをああして、こういうカラー作って・・・」とひらめいて、加工。


やった、付いた! 旧クランクケースは、オイルラインも全然違って、古ーい構造。オイルパン加工してオイルフィルターとオイルクーラーを付けたいと、計画中。

June 13, 2008 V7 Ambassador 製作記

アンバサ


今日、ちょっとだけアンバサダーいじりました。2台買ったうちの1台ですが、ヘッドカバー逆だと思ってたら、良く見たらヘッドが左右逆に付いてました・・・。アメリカ人のやることは、時にすさまじいです。


とりあえず、


エンジン降ろしました。久々に超ボロいバイクをいじってるので、ツナギが汚れてイヤです。

April 24, 2008 V7 Ambassador 製作記

来た!


はるばるアリゾナから、届きました、我が愛車。


砂漠の砂にまみれて風化していく寸前を救出し、日本のクラシックレースを走るべく蘇らせます。それにしても、ボロいね・・。


エンジンは材木でマウント。ミッションの上にフライホイールがセットされ到着しました。なぜだ? まあ、いいでしょう。


ヘッドとシリンダーなし。クランクケース内にはアリゾナの砂漠の砂がたんまり。


このデフがカッコイイ。


前オーナーはどこを目指していたのだろうか?


実はもう一台、買っちゃいました。程度は、どっちもどっち。ヘッドカバー逆に付いてるし。フロントホイールはCBかなんかのリアホイールがなぜかとりあえず付いてる。まあ、どうにかなるでしょう。2個イチします。

February 24, 2008 V7 Ambassador 製作記

アンバサダー


先日購入したアンバサダーですが、実際どんなバイクなの? ってご存知ない方のために。

本来はこういうバイクです。画像をいくつか。

アメリカ製よりビッグツインの鼓動を感じられる、すばらしいバイクです。15年くらい前に初めて乗らせてもらった時から、いずれ欲しいと思っていたバイクです。ちなみに、右チェンジ、逆シフトパターンです。

February 19, 2008 V7 Ambassador 製作記

アリゾナ


前オーナー。アリゾナ在住。

自分のバイク

久々に自分のバイクを、買いました。

これ。1970年 MotoGuzzi V7 Ambassador。ずっと探してたんですが、E-bay等ではきれいで高い車両しかなく、やっとちょうどよいベース見つけました。これぐらいだと、いじってももったいなくないですよね。秋のレースには間に合わせる予定です。日本に到着するのは1ケ月後くらい。楽しみ!

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