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June 19, 2012 V7 Ambassador 製作記

レース前準備

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6/17、富士スピードウエイで開催されたLOCに出走いたしました。時間をさかのぼり、レース前の準備を・・・。

前回4月の筑波でのレースは、決勝でダブルチェッカーという失態により失格になってしまいました。LOCレースは様々な排気量&年式が混走するため、どうしてもタイム差が大きくなります。僕が出走しているのはヘビーウエイトオープンBという、750cc以上で72年以前という、マシン的に最速のクラス。レース後半になると必然的に他クラスの周回遅れが多くなり、前走車に追突しないよう安全にパスしながら、しかし全開でトップ争いをしながら走ることになります。例えばアンバサダーでは1分10〜11秒くらいで走るのですが、1分40秒くらいで走るクラスも混走となり、その差30秒。1レースで2回ラップすることになります。ラインも異なり速度差も大きく、前回のレースでは前走車に集中しすぎてチェッカーを見落としてしまいました。以前からチームメイトにもダブルチェッカーの危険性を伝えていたのに、自分自身がしてしまうとは・・・。

ただ、レースが終了すると各コーナーポストにイエローフラッグが出されるはずですが、その時は1コーナーにしか出ていなかった。次のS字のポスト、1ヘア、ダンロップ、2ヘアにもイエローは出されていなかったので、黄旗解除でレース再開だな、と判断したのも事実。本来はグリーンで黄旗解除ではありますが、ここでキチっとイエローが各ポストで出されていれば追い越しもせずそのままレースを終えることができたはずです。まあ、チェッカーを見落としたワタクシが一番悪いのも事実ですが・・。

さて、気を取り直して6月の富士です。前回はジンさんにかなりのパワー差を付けられてしまったので、本当はエンジンチューンしたいところ。現状は排気量アップしただけのノーマルスペックですので。しかし前回レース後は怒濤の仕事量によりゆっくり自分のバイクをいじることは許されない状況。結局今回はレース直前にメンテナンスだけして出場することに。

上の写真はスイングアーム、ミッションを降ろしてクラッチ点検、ユニバーサルジョイント点検、オイル滲み対策、スイングアームピボットベアリング点検&給脂、その他の整備を。この時代はユニバーサルジョイントも小さく、ファイナルにダンパーもなく、エンジンパワーを上げると負担が大きいのは事実。レーシングユースの場合にはある程度走行したら点検することにしています。

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ステムOH、フォークOH、ホイールベアリング点検など。フォークはレギュレーション上35φのヤマハ製を使用。このフォークはスライドメタルがアウターにしか入っていない(年式によってはアウターにも入っていない)ので、レーシングユースのハードな仕様だとインナーチューブにキズが入りオイルが滲みます(通常使用なら問題なし)。安いので、新品に交換。ちなみにダンパーやスプリングは、当然別物になっております。

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もう一つの準備。ライダーの軽量化。こちらは時間もお金もかからないチューンです。3ヶ月半で約5kgの軽量化を達成。加速と、ツナギを着た時の動きやすさには効きますね! 写真が揃ったら富士のレースレポもアップしますのでぜひお楽しみに!

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コメント

初めまして。
『まあ、チェッカーを見落としたワタクシが一番悪いのも事実ですが・・。』大人の考え方でですね。正式なレ-スでは、主催者に意義を行うには、それなりの、抗議代金がいりますから大変ですものね。

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