December 24, 2010 掲載雑誌/執筆雑誌| 掲載雑誌/執筆雑誌
雑誌取材
試乗後、スタジオにて撮影を。大変ご好評いただきました。来月号のバイカーズステーション誌に掲載される予定です。ぜひ書店にて! ※カメラを忘れてi-phoneの写真ですみません・・。 ついでにi-phoneで撮影した動画はこちら。
試乗後、スタジオにて撮影を。大変ご好評いただきました。来月号のバイカーズステーション誌に掲載される予定です。ぜひ書店にて! ※カメラを忘れてi-phoneの写真ですみません・・。 ついでにi-phoneで撮影した動画はこちら。
バッテリーホルダー製作、イグニッションキーステー製作。イグニッションは純正をそのまま使用。車のように右に一段ひねってON、さらにそこからひねるとセルが回ります。この位置でセルをひねる、その始動アクションがカッコイイと思います♪
ハーネスは全て新規製作。安全、トラブルフリー、メンテナンス性を考え設計。
ハンドル周りの配線、ワイヤー類の製作及び取り回し、ブレーキホース製作など。
朝までかかって仕上げて、金曜の車検にすべりこみセーフ。車検はもちろん1発合格。
ついでにトランポの車検。ラインは一発だったのに、難クセ付けられました。
これを剥がせ、と。助手席のウインドーに新車時から貼られているこの小さなステッカーを、いまさら剥がせと言う。うちが入手してから、この状態のままもう3回も同じ陸運局で車検通してる。べつにステッカーに思い入れはないけど、いったんラインから出て剥がしてもう一回ラインに並んで「剥がしました」って見てもらわなきゃならない、その時間がもったいない。だいだい純正で最初から貼ってあるし、それがあったとしても、不都合が無いことは明白です。規則だろうし、それを見逃すわけにもいかないのは良くわかる。じゃあ最初からちゃんとして欲しいよね。気分や、たまたまその時に目についたからって突然言われても、こっちの時間が無駄です。他にも、上から2枚目のバッテリーホルダー横に、マジックで書いてあるシフトパターン。後で消しちゃうんですが、これ、マジックで直に書くのはOK、テープに書いて貼るのはNG、でも売ってるステッカーはOK。テープはダメで売ってるステッカーはOKである理由を聞いても、論理的な回答はありません。そもそも、こんな表示いらないし。いろいろと馬鹿らしい規則の多い車検制度、安全に関わる部分に注力した制度に見直すべきだと思います。
もうひとオチ。店に戻ると陸運局から連絡が。アンバサダーのエンジン打刻関係のミスがあったらしく、週明けにもう一度陸運局に来てください、とのこと。いやいや、そちらのミスなんですから、そちらが来るべきでは? しかも登録しなきゃいけないから週明けまで待ってらない、と抗議。まさかの、検査官さん3名様、19時にご来店。店で打刻してもらうという珍しい経験しました・・・。
というわけで、無事アンバサダーの検査は終了いたしました。あとは実走、キャブセッティングで終了です!
で、スピードメーターが付きます。この位置でも、ライダーから良く見えます。
フロントウインカーはここへ。よく三角形のステーで付けますが、ちょっとオシャレにこのように。社外のよくあるウインカーステーは強度不足ですので、鉄スタッドのセンターに配線穴をあけて組めば、規定トルクで締め付けられます。マニアックなネタですみません。
リアキャリアを製作します。四角の曲げ物は、直角度、平面度、曲げRの統一など、難易度高いです。イマイチだとバレバレ。
このように完成。アルミフェンダー上に荷物は載せられないので製作しました。表面処理は黒クロメートの予定です。ボルト4本で簡単に脱着可能。
さらにアルミでシートベースを製作。キャリアにボルトオンできます。こいつにアンコと表皮を貼って、ワンタッチ脱着可能なタンデムシートの完成です。うまいこと、決まりました。
Ku様アンバサダー、エンジン組み立てです。クランクやコンロッド、オイルポンプを組み付けたら、バルブタイミングの測定です。この時代のエンジンは、カムスプロケに合いマークがありませんので、バルタイ測定しクランクのギアを組み付ける必要があります。
オーバーホールしたヘッドの組み付け。エキゾーストバルブはステムが減っていたので新品です。ガイドは、OH前は片側のみステムシールが入っており、反対側は形がバラバラでした(アメメリ修理)。もちろん純正同様シール無しとし、全て製作し直してあります。
エンジン完成です。中身はノーマル仕様でオーバーホールしました。外観は光沢ブラスト済みで新車並みです。
お次はデスビのOH。この時代は車のようなデストリビューター、1ポイントでローターで左右気筒に振り分ける構造。ガバナースプリング、ポイント、コンデンサー、ローター、デスビキャップ全て新品に。
こちらも合いマーク等ありませんので、クランク角を測りながらケースに組み付ける必要があります。これでフレーム搭載前のエンジン組み立ては完了。
特殊工具が必要。これは以前自作した物です。こういうのをその場ですぐに作れずに外注に出すと、それだけで作業が1週間くらいストップします。
ちなみにこれは純正フロントフォーク回り。ビックリするくらい重いです。その他フェンダーやシートなど、どれもビックリするくらい重いです。
アルミフェンダーのステー等を製作。写真のフェンダーは採寸用の仮で、本番は新品を組みます。
シートレールに溶接。今回、簡単に脱着可能なリアキャリアと、それに取付け可能なタンデムシートを製作します。それ用のステーです。(フレームを裏返した状態で撮影)
調整可能なハンドルストッパーを製作、溶接。フレーム塗装前にすべての加工を終わらせなければなりませんので、段取りが重要です。
Ku様オーダー、グッツィアンバサダーをベースにカスタムいたします。現在ベース車は海の上、ロスから日本に向かって太平洋を航行中。ナカジマ号の公道仕様に準じたフルレストア&カスタムを半年くらいの納期で製作する予定です。
ちなみに、オーナーのKu様、シールやパッキン類を製作する会社を営まれており、最近車のレストア用に、ウエザーストリップ、ゴム部品を小ロットで製作するシステムを作成。HP上で希望者を募って単価を下げる、という新しい試みをされております。修理、レストアで困るのは、特にゴム類。エンジンなんてけっこう直っちゃいますが、ゴムだけはワンオフが難しく悩みどころです。汎用ウエザーストリップも種類があり、しかもサンプルセットを安価で提供されております。実物を実車に合わせてチョイスできるとは、最高です! お困りの方はぜひ! サイトはこちらです。