December 25, 2011 Guzzi lemans3 カスタム
ルマン3撮影しました。
K様ルマン3、車検、セッティング終了し無事納車いたしました。撮影しましたので、詳しくはこちら(click!)をご覧ください!
K様ルマン3、車検、セッティング終了し無事納車いたしました。撮影しましたので、詳しくはこちら(click!)をご覧ください!
ファクトリー業務が大変立て込んでおり、かなり集中して作業を進めております。年内は、ご来店時できるだけアポを取っていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
さて、K様ルマン3の作業も大詰めです。今回フォークを変更、さらにスポークホイール化。ハブ、フォーク、ディスク等全て別車種用ですので、各カラーやスペーサーを製作しなければなりません。写真はディスクスペーサーを太っとい超ジュラルミン丸棒から削り出し中。
完成です。市販のディスクスペーサーはただのスペーサーでディスクセンターが出ないものがあります。写真のようにハブ側とディスク側でインロウ構造にすると、回転センターがちゃんと出ます。あとはアルマイト。
お次はマフラー製作です。2in1ステンフルエキ、サイレンサーはリバースコーンタイプとのオーダー。差し込み部を製作し、上から作っていきます。
取り回し、各クリアランス、擦り合わせを慎重に繰り返し、OKとなったら本溶接。
集合部製作。ここだけ作るのに1.5時間くらい。早いのか遅いのか。
集合から後ろは太いパイプになるのでエビ(角度切りした輪切りパイプを繋いでいく)で製作し、スプリングフック溶接して、仕上げにバフかけて完成!
いい位置にサイレンサーを持ってくると、ダンデムステップと接近しタンデマーがアチチになっちゃうので、「タンデムステップ上に上げるプレート」製作。ハイヒールもOK。
その他いろいろ作業は続きます。左右のハンドルスイッチ交換のため、配線加工。特殊なグッツィのスイッチが普通に使いやすくなります。
発電機はエンデュララストオルタネータに。
エンデュラのレギュレータレクチェファイアのステー製作。付けると見えませんが。
FCR化に伴いアクセルワイヤー製作。車両に合わせて美しく取り回せるよう一本一本テフロンアウターにて。
ラジポンの別体タンクはステー製作してここへ。ルマンはハンドル周りのスペースが狭い!
フォークを変更しましたので、当然フロントフェンダーも付きません。加工、カラー製作等でいい位置にマウントOK。
ラジポンのミラーホルダーと純正メーターケースがかなり近くそのままだとミラーが付かないので、アダプター製作。剛性が低いとブレちゃって後ろが見えないのでゴツめに。
イロイロ作業が多いですね! カスタムしていくとそのままでは組み付けられない状況が多々あります。それをひとつづつ丁寧に解決していくことが、完成度の高いカスタム車両となると思います。・・・と信じてあと一息頑張ります!
タイヤを組み付けたホイールを装着。もちろんホイールカラー、ディスタンスカラーも製作しています。ディスクスペーサーはこれから製作。
今回外装はルマン3のノーマルです。なのでフォークマウントのライト&カウルステーが付きますが、フォークが36から41φに太くなったので、当然純正のステーが付きません。なのでフォークに差し込む部分を製作。写真のようにパイプを加工して上下ゴムリングに嵌るようにし、溶接。
当然フォークが太くなったので、ハンドルも付きません。ルマンの特徴的なハンドルは、他にいい代替えハンドルがないので41φフォークに装着できるよう加工します。フォーククランプ部を慎重にカット。
フロントフォーク&ステム周りは他車種流用です。オフセット変更及び高性能なフォークへの変更により、クセのあるルマン3を乗りやすいハンドリングに進化させます。まずはステアリングステム製作。
製作したステムを打ち替えて、OK。ベアリングはサイズ変更します。カスタム車では省略されることもあるベアリング下側のダストシール(カバー)は、BMW用を流用し装備。これがないとすぐベアリングゴリゴリになりますね。また、これも省略されることの多いハンドルロックですが、使えるように製作。
ハンドルストッパー製作。鉄で、しかも小さいのでハンドメイドで削り出すのはなかなか大変です。
溶接してOK。歪みが出ないよう、古いベアリングレースを打ち込んでおいて、最小限の熱入れで手早く溶接します。
今回はオーナー様のご希望によりノーマルメーター使用。流用するトップブリッジを大幅加工して取付けます。
加工がすべて終了したら、錆び取り、下地処理してウレタンガン吹きにて塗装。
今回使用するフォークも完成。アウターはパウダーコーティング、インナーチューブ新品、メタル&シール類新でオーバーホール。SHOWA製。