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September 29, 2008 V7 Ambassador 製作記

営業終了後


ここ最近、営業終了後に僕とやまさんは11月のレースに向けて車両製作のため、だいたい居残り作業です。特に定休日前日は、ほぼ明け方まで。やまさんはそのまま泊まって翌日の休日も使って作業しています。アンバサダーはフレームの加工がほぼ終了。写真はいらないステーをカットしているところ。ちなみに年式は1969年と判明。


リアホイール。リムはオリジナルのボラーニが入っていますが、古いものなのでレーシングユースではちょっと不安なため、使用しません。錆びたスポークも、もちろん張り替えます。


ホイールを分解しハブ単体に。スプラインの摩耗が多いので、これは新品と交換です。ハブとスプラインはかなりきつめの焼き嵌めのようで、ハブ全体をコンロでチンチンに熱し、精度の高いプレスジグを作ってかなりの荷をかけないと抜けません。もう一台の方もスプラインがかなり減っていました。この辺のグッツィはハブダンバーがないため、負担が大きいようです。あんまりパワー上げるとやばいかな・・・。ベアリングのメンテナンス性はBMWの2本サスより良好。


シフトパターンと立ち上がり回転数を計算し、最終減速比を変更します。もちろんベアリングやシールも交換。


やまさんは、R75/5製作中。街乗り兼用レーサーです。フレームもウレタンで塗ってキレイになってきました。外装はペインターさんに弟子入りして作業中。

FRP


当店のオリジナルシートはモノレバーモデル用ですので、R100R等に取付けるには各部加工が必要です。タンクとの合わせは、このようにFRP加工を行い合わせていきます。一発できれいに張り込むのはなかなか難しいですが、最近は写真のようにバチっと決まるようになってきました。


Rアルミフェンダーの加工も完了。

September 26, 2008 R100Rカスタム製作記3

シール類


こちらのR100R、カスタムと同時に各部整備も行います。以前他店にてエンジンを開けているようですが、プッシュロッドシールがこのように割れてしまっています。こうなる理由は、


シールの不良品(社外品に多い)、もしくは写真のようにプッシュロッドチューブの圧入位置不適正の場合に割れてしまいます。写真右側が正規よりも出っ張っているため、シールを無理に押し付けてしまうためです。通常ユースではこのチューブの位置が変わってしまうことはないので、以前にチューブをサビ等の理由で交換した時に、圧入ミスと思われます。こういうことがあるので、当店にてオーバーホールする場合にはこのあたりもチェック項目に入ります。


さらには、シリンダーベースのOリング(スリーブ外周に大きいOリングが入る)も、入っておりません。液体ガスケットが沢山塗られ、なんとかオイル漏れが止められていました。この年式の2バルブモデルは、液体ガスケットは使用しません(2本サスは途中まで使用)。漏れを防ごうと沢山使用すると、オイルライン(スタッドボルトを伝ってロッカーを潤滑している)を塞ぎ、ヘッド回りに悪影響を与える可能性があります。


一見調子がよくても、このように問題をかかえる車両は少なくありません。我々も昔はポカをやったこともありますが、日々の勉強と多数の経験を積み、プロとしての誇りを持って日々精進しております。

炎上


昨日朝、筑波サーキットに向かう途中の三郷料金所にて。トラックが料金所へ衝突炎上、ちょうど事故直後、燃え始めて消防車等がまだ到着していない時に遭遇しました。すごい炎と煙、窓を開けるとすごい熱風が・・・。久々ビビりました。ニュース記事


帰りに丁度撤収作業をしているところに遭遇。身の引き締まる思いでした。運転手や料金所の係の方が無事でなによりでした・・。

September 25, 2008 V7 Ambassador 製作記

ステップ


アンバサダーのステップ製作です。とりあえずこうなりました。写真のプレートはt=5mmで作った仮のもの、ホンチャンは10mmで切り出します。ステッププレートの形式にすると、ステップ位置の変更が比較的ラクに行えます。製作後、実際のライディングにて変更することも多いです。ステップ位置やペダル、レバー等の数ミリ単位での調整が乗りやすさ、結果的にタイムに繋がります。

September 22, 2008 V7 Ambassador 製作記

ポジション


我がアンバサダーレーサー、閉店後にコツコツ進めております。エンジン仕様を決定し、ヘッドとシリンダーは内燃機屋さんへ行きました。ドンガラのエンジンとミッションをもう一度フレームに載せて、ポジションのチェックです。各部干渉等を見ながら、マフラーの取り回しやステップ位置を検討。フレームを塗る前に全て加工を終わらせるための作業です。スイングアーム垂れ角(ユニバーサルジョイント)の限界も検証。しっかし、ボロい。

R100R


大阪府K様のR100R、シート回り及びマフラー製作開始です。


R100Rはシート回りがGSと同じで、ロードバイクらしからぬ雰囲気です。


当店オリジナルのダブルシート(LOW)を取付けるため、シートレールを加工します。

キャリア


R1200GSのステンレスリアキャリア、各部加工溶接して取付け。久々に乗った4VのGSは大きかった・・。

1000S


同じカラーの1000Sが2台入庫中です。1台はカスタム、もう一台は整備。それぞれ仕様が異なっていますね。

改良


K様のR75/5レーサー、小改良。ブリーザーの戻しを確実にするため、アルミパイプを曲げて製作。


オカメを外しているので、点火系にガードを製作。

ホイール


愛知県K様のK100RS-4V、ホイール流用取付け完了です。これ、カッコいいですね~!

September 18, 2008 ご来店のお客様

オーストラリア


R80STやR100、R1200等に乗るオーストラリアCanberra在住のT0DDさんが、ご来店。オーストラリアにはBMWをカスタムするショップやカスタムパーツが存在せず、指をくわえて当店サイトを見ていたそうです。「念願かなってやっと来れたよ~」と大喜び。Cool! Nice! 連発でした。TODDさん、日本語が全くダメなので、久々に英語しゃべったよ・・・。

September 16, 2008 プライベート&staff

メンテナンス


昨日はfabfour YamazakiさんのR51/3のメンテナンスをさせていただいたので、今日は逆にジーンズのメンテナンスをお願いしました。写真はかれこれ6~7年履き込んでいるLINDA。ノンウオッシュで履き始めて写真のような味わい深い風合いに。すり切れた部分や、ほつれを補修していただきます。


そして、もう一本追加。これもノンウォッシュで履き始め、長い付き合いになることでしょう。ジーンズに限らずバイクや車、時計、カメラなど、メンテナンスしながら長い期間その経年変化をも味わいとして受け入れ愛すことの出来るものは、本物だけです。最近のバイクや車を、30年後にそのヤレをも味わいながら楽しむことができるかは、甚だ疑問です。


そうした本物を作り出す方々と出会い、刺激を受け続けることができるのは、とても幸せなことです。


そして、我が娘に三輪車のプレゼント! ラジオフライヤー! ありがとうございます!

September 15, 2008 BMW R51/3 OH記

R51/3


ここ連日、旧タイプをやってます。今日は昨年納車させていただいたR51/3のY様がヘッドやキャブ回りの調整でご来店。高速では130km/hオーバーで巡航可能だそうで、60年近く前のモデルとは思えない性能! ピカピカでない使い込まれた風情が、とてもいい雰囲気の一台です。先日のA様の69といい、旧タイプも走ってナンボですね!

September 14, 2008 V7 Ambassador 製作記

エンジンの表情


60~70年代のバイクのパーツは、むやみにブラストせず丁寧に洗浄し磨き込むことで、使い込まれた良い表情が出るのだ! ・・・と説明し、助手が泣きそうになりながら磨いてくれたのがこのクランクケースです。


もとは、これですから、


とてもよい感じになったと思います。いいね~。

バッテリー点火


R69S、バッテリー点火への変更作業中です。抜群に点火安定します。

ネジ


アンバサダーのケースのボルト。M6のボルトがネジ切れています。旧車レストアでは避けて通れない試練です。学生のころは、こんなの見たら愕然として途方にくれますが・・・


今は1分で取っちゃいます。


750クランクケースにボルトオン装着の、新デスビ、完成しました。

September 12, 2008 掲載雑誌/執筆雑誌

BMW BIKES


BMW BIKES今日発売されました。今号では後藤さんのKの連載でリトモを紹介していただいてます。後藤さんのKはここ数回、リトモでいろいろ作業しているのですが、けっこう苦労しました。で、この苦労、わかんないだろうな~と思ってたら、さすがごっちゃん、ばっちり記事にしていただきました。カラー全9ページの企画です。それとリトモで製作させていただいた佐藤さんのGSが、カラー2ページで紹介されています。テリーさんもRT企画で登場してるし、盛り沢山な内容。ぜひ書店にて。

エンジン加工


我がV7アンバサダーのエンジン、少々進めました。これは分解したクランクケース。何年寝ていたのだろう・・・。


オイルパンは古いオイルがヘドロ状になって、ごはんですよみたいになってました。


アンバサとかエルドなんかの旧エンジンは、点火系がこのデスビですが・・


ルマン系の通常の点火系に変えたいわけです。そうするとダイナ3も使えるし、カムも選べるので。で、ポン付けできるかと思っていたらクランクケース形状が全然違うので付かない。やろうとした人は分かると思いますが・・、ってそんな人いないか。


超悩んで、「こことそこをああして、こういうカラー作って・・・」とひらめいて、加工。


やった、付いた! 旧クランクケースは、オイルラインも全然違って、古ーい構造。オイルパン加工してオイルフィルターとオイルクーラーを付けたいと、計画中。

September 10, 2008 ドゥカティMHR マフラー製作

MHR マフラー完成


MHRマフラー製作の続きです。写真は集合部を製作したところ。


スプリングフック等を付けて製作終了したら、バフがけ。


完成! サウンドはコンチサウンドの角を丸くして少々マイルドにした感じで、超~気持ちいい音に! 音量はコンチより若干抑えめで、丁度よし。狙い通りトルクフルで一気に高回転まで回るフィールは、今までの2割増しで最高になりました。しかし、ベベル、速いっす(汗)。こりゃ10秒切れそう。


バンク角もOK。思う存分フルバンクしてください~。

September 9, 2008 ドゥカティMHR マフラー製作

MHR マフラー製作


名古屋のK様ご依頼、MHRのマフラー製作です。


前バンクが排気漏れしていましたが、外したらフランジ部が割れておりました。


このように割れにくいよう対策。


エキパイ完成。


前後のエキパイ長は、ほぼ等長に持っていくことができました。あとは集合部~を製作し、バフがけで完成。明日には完成予定です。

September 8, 2008 001-レース活動 サーキット関係 001-レース活動 サーキット関係

MAX10 in FISCO


9/7、富士スピードウエイにてクラブマンロードレースが開催され、そのMAX10レースとLOCにリトモチーム及びラングラー&マックスフリッツチームで参戦してきました。心配された天候もバッチリ晴天で最高のレース日和!


MAX10の予選です。富士のMAXはスーパーマックスから空冷クラスまですべて混走となります。ちなみに出走33台中、空冷は4台のみ・・。


シートカウルのところにマフラーがないとダメな雰囲気です(笑)。


広ーいコースは気持ちいい! そして難しいです。


昼は手作りカレー! ごちそうさまでした!


そうこうしているうちに、予選結果出ました。中嶋は空冷クラス2番手、佐藤さん3番手。が、他のクラスのレースで事故があり、その後の決勝レースがすべて中止となりました。というわけで、次回は11/30のMAX10、シャフターズカップです。チームの皆さん、準備よろしくお願いしますね~。


富士ストレート。最終コーナーの立ち上がりに慣れてくると、5速全開8000回転近くまで回るようになりました。最高速約230km/hですね。でもバンバン抜かれますが・・。

September 6, 2008 001-レース活動 サーキット関係

富士スピードウエイ


本日、富士スピードウエイの本コース、初めて走ってきました。明日のレース出場者のための特別走行枠です。初富士のベストは2分15秒台後半、最高速は5速7700回転(それ以上は空気抵抗で伸びていかない)。ギア比と最終減速比、タイヤ外周から計算すると約220km/hくらいです。ドカの水冷は270km/h以上出るそうです・・・。混走なので追突されないようがんばります。我がR80は最高速が望めないので、100Rや300Rのハイスピードコーナーでどれだけアクセルを開けていけるか、後半のテクニカルなセクションをいかに攻めるか、でタイムを稼ぐしかないようです。ちなみに富士は入場料(1000円)のみで観戦できますので、お暇な方は応援お願いします~! MAX10レースおよびLOC(レジェンドオブクラシック)が開催されます~。

September 4, 2008 ナカジマシロウのR90/6

ノーマル時代


引き出しを整理していたら、懐かしい写真(紙焼き)が出てきたので、スキャンしてみました。これは手に入れた当初の姿の我がR90/6。アメリカから持って帰ってきた状態。今見ると、シートはショートホイールベース用のシートベースにロング用表皮を無理矢理張ってありますね。シートレールはみ出てる。ライトステーは/5用で、これは今もそのまま使用。足回りもノーマルですね。リアサスがへたって後ろ下がりですが、この状態で峠ガンガン走ってました。もちろん通勤にも使用。これはこれでよかった。


タンクも最初はこんなにキレイだったのに。いつのまにかこうなりまして、リペイントしてこうなりました


この写真も出てきました。以前乗っていたルマン2改です。これをTon君に売って、それを軍資金にBSAでレーサーを作りタイムトンネルでレースデビューしました。このルマン、今でもTon君のところにあります。そろそろ復活?

シェイクダウン


Newエンジンにより復活したR80レーサー、本日シェイクダウンに筑波サーキットへ。約4ケ月ぶりの筑波、Sさんも一緒です。


1本目はナラシ。じわじわと負荷をかけ回転を上げていき、6000回転くらいまでに押さえ全開も我慢し、15~13秒台で周回。1本目終了後各部チェック、問題なし。2本目は、本来よりは全開にする時間を短くし少々抑えめで走行。それでも10秒台には入ったので、バッチリ復活! 


Newエンジンは、基本的には前回と仕様はほぼ一緒ですが、コンロッドはキャリロになっています。


容量5リットルのインナータンクは、富士スピードウエイ10周のレースでは少々不安なので、タンク容量を増やしました。ほんとは全部作り直したかったけど、時間ないので、とりあえず暫定。無骨ですな。なんかティッシュケースみたい。


こんな感じになり、容量は9リットルです。満タンだとハンドリング変わるかな? あとはロングなファイナルも作り、富士仕様の完成です。土曜日の公式練習で初富士です。どうなることやら~。

September 2, 2008 ドゥカティMHR マフラー製作

MHRマフラー


名古屋のK様ご依頼、ドゥカティMHR改のマフラー製作です。Kさんはリトモ走行会にも参加していただいており、軽くスポーティーでパワーも出る集合マフラーを製作します。


ステンレス2 in 1で、サイレンサーはチタンで製作します。必要な部材もほぼ揃ってきました。来週中には完成する予定です。

Newエンジン


夏休みをいただき、本日より再始動です。結局夏休み中1日出勤して腰下を仕上げ、フレームに搭載。今日は腰上組み付け等を進めています。


もちろんピストン等も新規なので、測定後リセスも切り直し。今度は前回より圧縮を稼げそう。木曜日に筑波でシェイクダウン&ならし、土曜日の練習枠で富士本コースを走り、日曜日本番です。天気大丈夫かな?

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