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November 25, 2010 メンテ&修理&小カスタム

アルミタンク

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E様ルマン1000、タンク交換です。写真の純正タンクがサビにより塗装が浮いてきた部分があり、その対策&軽量化を兼ねての作業です。

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海外からオーナー様が取り寄せたV7Sportタイプのアルミタンク、マウントが付いておりません。マウント付けなきゃ「バイクに付かない」っていうクレームがなくていいですね(笑)。海外部品にはよくあります。当然ボルトオンでは付かないので、まずはこのようなマウントを車両に合わせて製作。可能なかぎりバランスよくタンクがマウントできるようミリ単位で調整しながら、製作したマウントをタンクに溶接。

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このようにフィッティング完了。シート前端もタンクに合わせて加工。バランスよく付きました。

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お次はタンクキャップ。こちらのタンクはニュートンのエアプレーンが付くようになっており、キャップも付属しているのですが、取付け穴等は開いておらず加工が必要です。又、キャップフランジ部は本来平面でなければならないのですが、かなり湾曲しており、このまま付けるとダメ。裏側から当て金を作って締め付けることに。17Sで削り出します。

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丸いままだとタンクに入れられないので、写真のように2ピースにカットしネジを切って裏板が完成。

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このように完成しました。最初の状態のままパテ&塗装すると、キャップを付けた時にその周辺のアルミ板が変形し、パテや塗装の割れ等のトラブルが将来的に考えられます。ですので製作した裏板を付けた状態で塗装してもらいます。そうすることで平面を維持した状態のままパテ整形&ペイントできるのでトラブルが出にくいのです。アルミタンク一つ取付けるにも、いろいろと手間がかかります。あとは塗装とシート表皮が終われば完成です。

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