March 6, 2008 001-R80レーサー製作| 001-R80レーサー製作| 001-R80レーサー製作
サーキットテスト
当店のR80レーサーは、走行毎に改善作業を必ず行います。今回はフロントフォークのオイルをYaccoへ、そして油面変更。変更するデータは前回の走行時のストローク量やハンドリング、走行フィーリングから、変更値を決めていきます。前々回のスプリング変更によりハンドリングがとてものりやすく改善されているので、さらなる煮詰めです。
フォークを外すので、K様にご提供いただいた(ありがとうございます!)クイックリリースのハンドルに交換します。頻繁にセッティング変更を繰り返すレーサーですので、クイックリリースのハンドルは大変便利です。
今までのアルミ溶接ハンドルより、ハンドル約1本分前方へ移動するため、コーナリング中にたまに逆ハン方向に入力してしまう微妙なポジションの違和感が、大変改善されました。たったこれだけの違いですが、乗りやすくなるのです。合わせて、下半身の自由度を増やすため、ステップバーを15mm前へ、5mm下へ移動。
バルブスプリングは数種の試作品を交換しつつ実走テストを繰り返しています。今回は試作品のダブルスプリング仕様。これが最終版です。実走にて、4速8500回転まで問題なく常に追従します。突き始めはしなやかですが、サージングしにくい設定。又、社外品にありがちなヘタリに対しても、対策を施してあります。
テストに時間がかかりましたが、この仕様で決定ですね。チタンリテーナーとのセットにて販売予定です。
上記仕様にて筑波サーキットでテスト。だいぶ暖かくなり、ずいぶん乗りやすくなりました。シーズンインですね! 各部の煮詰めが進み、大変乗りやすく気持ちのいいバイクに仕上がってきました。
ホームストレート。裏ストレートで離されたDuc998に最終コーナーで詰め寄りロックオン、ホームストレートでなんとかくらいつき、1コーナーでインからパスしようとして、ダメだったシーン・・・。