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July 31, 2005 プライベート&staff

よくわからない人達

店をやっていると、よくわからない人に遭遇することがあります。

今日もそんな人が一人。
リトモの基本方針として、お客さまが自分の手を汚してバイクをいじるのは大賛成。

自分でバイクをいじるのは、構造のシンプルな古いバイクの楽しみの一つだし、

趣味としてバイクを長く楽しむなら少し自分でいじれるほうが絶対面白いから。

そのために、お客さま用の工具もある程度用意しています。
でも、そのお客さま用工具以外の工具は基本的に貸し出しはしません。

なぜなら、工具は各自がそれぞれ自腹で買った個人所有物だし、思い入れもあります。

スパナ1本数千円なんてざら。
例えば、美容師に、「はさみちょっと借して」って言えます?

料理人に、「その包丁ちょっと貸して」って言えます?

まあ、それと基本的には同じわけです。
でも、知っているお客さんは信用できるから、快くお貸しできるのですが、

今日来た人みたいに、全然知らないのにいきなり「工具貸して」っていう人がいるんです。
爆音マフラーつけたビッグスクーターのこぞう。どうやらマフラーがぐらついてるらしい。

矢野が対処してて、彼は教えに忠実に「スクーターはやってないんですよ〜」とやんわりお断り。

しかしこぞうは、「六角貸してくれれば自分でできるから」と食い下がる。

お客さま工具の中に希望の工具がなく、どうしようか困った矢野は、奥のよこっつに相談。

よこっつも、「それはちょっと・・」と矢野に伝え、矢野はやはり「他の工具はちょっとお貸しできないんですよ・・・」と、やんわり伝えようとすると・・。
言い終わるか終わらないかの、話の途中で、こぞうは舌打ちしながら切れて去りました。

横で聞いていた俺は、そいつにとび蹴りをくらわせ、

「おめえは美容師にハサミ貸せっていうんか? 料理人に包丁貸せっていうんか? ああん?」

て言いたい衝動を押さえるのに必死でした。
これが、うちがスクーターをやらない理由の一つです。

単なる足のバイクやスクーターに乗る人は、そういう気持ちが分からない人が多いからです。

趣味としてバイクを楽しむ人は、工具の大切さや、メカニックの仕事を理解してくれるのですが、

足としてしかバイクをとらえられない人は、そんなこと考えられないから。
うちの作業場で自分のバイクを整備する若者もいます。

でも彼等は、自分達でバイトして買った工具を持参してきます。

そういう彼等には、いろいろと教えてあげるのもいとわないのです。

でもそうじゃない若者には、容赦なく冷たい鉄拳を浴びせるつもり。
うーん、言いたい事をうまく書くって難しいね。なに言いたいか分かってもらえます??

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コメント

ここに書くのは初めましてですね。

なんとなく仰りたい事は判ります。

私は機械屋で働いているのですが実はウチの社長がそういうことが判らない人なのです。

お恥ずかしい話ですが会社には特殊工具の類が少なくて、自分で必要な時には家の分を持っていくのですが、それを置いたままにしておいて欲しいらしいんですよね。

彼等はそういうことが判らないので片付けなかったり無くしたりするので、毎回「家でも使うので・・・」と持って帰っていますが・・・・。
あと、車種やカテゴリでバイクを好きな人・大事にしている人かそうでないかは一概には言えないとは思いますが、なかなか店に来る人を分ける事も出来ないし難しいですね。

うーん、上手く言えません。

分かっていただけますか〜。旨く言えないけど、そうなんですよね〜。

ってか、かすやまちさんは、ご自身の日記とのギャップがすごくておもろいですね!

以前、BSAのA65を引き上げてもらったものです。その節は大変おせわになりました。

おぼえていらっしゃいますでしょうか・・・・?随分ポンコツなのに申し訳なかったです・・。

初めてサイトを拝見したのですが、このブログを読んで思わず膝を叩いてしまいました。

人として当たり前な事ができない(自分もえらそうな事は言えないのかもしれませんけれど)若い人、ときたまいらっしゃる訳ですが、熱く誠実な対応がなかなか取れないですけど、熱い誠実な気持ちが伝わってきて読んでいて気持ちがすっきりしました。で、初めて訪れたのにいきなり書き込んでしまいました。書き込みながら他の内容も見させてもらいました、ワクワクする記事ばかりでこれ書き込んだらちょっくら走ってこようかな。

今乗ってるのはBMWじゃないですけど、次のバイクが欲しくなったらお店、伺わせて下さい。

「ウチは古いバイクしか扱ってないから〜」っていっちゃえw

パッソルとかラビットが来たら使えないが(−−;

でもね、このくらいのお客ならまだいいよ(^^;

雑誌やインターネットで

耳ばっか大きくなっちゃった!が多い連中を相手するだけで

横から蹴りどころか、蹴って倒れたところを三角締めで落としたいものw

ネットに誹謗中傷を書かれるのも最近マヒしてきたしw
さらにお客ならまだしも「本当にバイク屋?」って販売店も増殖してて、

思わず電話の子機を元荒川にぶん投げそうになるときあるもの(^^;

古物商もたずに中古車屋やってたトコもあったからねw

ほんと、胃が痛くてハゲそうだわ(><)

違いの分かるお客さんが集まるリトモがうらやますぃよ(T T)

あとは、はっきりと教えるのも良い方法だと思うよ。

「お客さん用の貸し出し工具はあるけど、

うちはスクーターはやってないのでその中に合う工具はありません。

工具はメカニックがお客さんの命にかかわるバイクをいじるために

貸すことはできません。ご了承ください」とかさ。

頑固オヤジの店じゃないけど、しっかりそのへんは伝えてもいいと思うし

そのコがなにがころんでスクーターからBMWに乗り換えるかもしれんしなw

そゆスタンスはきっちりとアピールして問題ないというか必要。

お客さんを選ぶじゃないけど、

お客さんに勉強させる(洗脳させる?w)も必要だと思うよ。

リトモは方向性がはっきりしているお店だから、

そのへんをしっかりと言ってもいいと思うしね。

jin-hさん、覚えてますよもちろん! ご無沙汰しております。

これからもぜひ見てください〜。で、BMWご購入の際はぜひ!(笑)。
やっさん、ご無沙汰です。そうなんですけど、なかなかね〜。

ってか、思いっきりバイク屋側意見じゃないですか、いつのまにか。

スクーターバッシングしててすいません。見てたんだ・・・(笑)。

六角くらい、買えっつーの!

ドラスタで数百円で買えますわ〜。

my工具を揃えてこそ、男度が上がるっつーもんですわ。

大人の男とは、1ヶ月以内の住民票とドリルをはじめ

素敵な工具を常に常備しておるものです。

ま、たしなみですな。これ。

見てるよぉ〜w なにか商売のアイデアないかとwww

自然とバイク屋側意見にもなるがなw

バッシングは平気よぉ〜、うちのスクーター、あんな風に改造できんし(笑

どちかというと、個人的にはバッシングする側だしw

スクーターだって走ってナンボの乗り物だもの。

あんな走らない改造は好きじゃないしね〜。

荷物も積めないスクーターはスクーターじゃないもの。

一応、元“もて耐優勝候補筆頭”ショップだけど、

今じゃスクーターしか動かないし(^^;

商売ってむずかしいわぁ〜

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