〜2007/11月まで雑誌クラブマンで製作記事が連載されたR80レーサー。2007年9月のボクサートロフィーでデビューし、現在セットアップ&レース参戦中。クラブマン連載の最終回で詳細が紹介されていますが、このHPでも紹介します。代表/中嶋がサーキットでの速さを追求すべく、細部までこだわって作り込んでいます。外注はペイントとFRP製作、内燃機加工程度で、ほぼ内製しています。
戦歴
2007年09月 筑波ボクサートロフィー 17位
2007年11月 クラブマンロードレース MAX10-1A 優勝
2008年04月 クラブマンロードレース シャフターズ リタイヤ
2008年11月 クラブマンロードレース シャフターズ 優勝
2009年04月 クラブマンロードレース シャフターズ 優勝
2009年06月 筑波ボクサートロフィー 7位
2009年11月 クラブマンロードレース シャフターズ リタイヤ
2010年05月 クラブマンロードレース シャフターズ 優勝
2010年06月 筑波ボクサートロフィー 5位
2010年10月 クラブマンロードレース シャフターズ 優勝
2011年10月 クラブマンロードレース シャフターズ 優勝
2012年11月 クラブマンロードレース シャフターズ 優勝
車両仕様一覧
●エンジン
336スポーツカム
キャリロコンロッド
ジーベンロックピストン&シリンダー
ストレートポート化
ヘッド面研
ビッグバルブ
バルブシート拡大 ポート拡大研磨
オリジナルチタンリテーナー&バルブスプリング
軽量タペットアジャスター
クランクケース切削加工
オイルライン変更
サークオイルクーラー
ヘッド&シリンダー ガンコート
●ミッション等
クラッチ ノーマルOH
ミッション ノーマルOH
ミッション&ファイナルケース ガンコート
●吸排気
ワンオフ2in1ステンエキゾースト+チタンサイレンサー
FCR41φ スピゴット製作 アルミファンネル
●足回り
オーリンズ正立フォーク
ワンオフステム&トップブリッジ
前後ホイール加工流用
ブレーキング製ディスク(296φ)
ブレンボ4podキャリパー ワンオフキャリパーサポート
リアブレーキ ブレンボ2podキャリパー
デフケース切削加工
ワンオフリアキャリパーサポート
オーリンズリアショック加工
※2010年 上記から仕様変更
●車体回り
フレーム補強
エンジン搭載位置変更
アルミシートレール ワンオフ製作
アルミインナーガソリンタンク ワンオフ製作
アルミオイルキャッチタンク ワンオフ製作
オリジナルカウルステー
オリジナルアンダーカウル
●操作系
ブレンボラジアルポンプマスター
ブレンボリアブレーキマスター
ワンオフステップ
トマゼリスロットル
純正クラッチホルダー
スタッククラブマンタコメーター
ベリア油温計
アルミメーターパネル ワンオフ製作
アルミ溶接ハンドル
●外装
オリジナルカウル シートカウル
オリジナルタンクカバー
ペイント Stupid Crown R90sデイトナオレンジ風
製作記はこちら
ヘッドは切削加工及びポート溶接加工によりストレートポートへ。FCR41φキャブを装着。
左ステップ。もちろんワンオフ製作。ステッププレートは超ジュラルミン17Sで、カカトでマシンをホールドできる形状、そしてマフラーステーも兼用。ミッション側のアームも加工して、リンケージは下出しに変更。もちろんペダルピボットはベアリング入りで、レバー比変更と相まって絶妙シフトタッチ。
レギュレーションで必要なアンダーカウルは、リトモオリジナル。
エキパイはワンオフの2in1ステンレス(現在はチタン)。管径、集合位置等を変更し都合4セットほど製作、ダイノマシンにてチェックし仕様決定しています。オイルクーラーはサーク。クランクケースのオイルラインを変更して取り出し位置を変えています(エンジン位置を上げたため、通常の取り出し位置は使用不可)。
ディスク化したリア回り。ドラムでも別に良かったのですが、リアホイールにR1100系用を使うにはディスク化が必須。ディスク化及びこのホイール装着には、デフケース切削、ホイール切削、キャリパーサポート製作、リアマスター装着等、多項目の変更が必要。シートレールはアルミでワンオフ製作。シート下はこちらもワンオフ製作したオイルキャッチタンク。
正確&高耐久でこれしかない、スタックのタコメーター。油温計はドゥカティ用ベリア。油温センサーはオイルパンにフランジ製作&溶接して取り付け。
ガソリンタンクは、アルミインナータンク仕様。もちろんワンオフ製作。キャップはニュートン。容量は写真の仕様で約6リットルですが、その後10リットルへ拡大。ワンタッチで開閉できるタンクカバーは、リトモオリジナルのスラッシュフォルムタンクの外側だけを加工し使用。
フォークはオーリンズの正立ブラック。スプリングレート、油面、イニシャル等のセットアップを。良い時代になったもので、オーリンズのフォークもかなりリーズナブル。流用で苦労するなら、こっちですね。ホイールはホンダ、ディスクはブレーキング。キャリパーは最初写真の4枚パッドでしたが、その後通常の40mmピッチのキャスティングへ変更。
エンジンは特別なことや新しいことはなにもしていません。通常のメカチューンで高耐久とハイパワーを得られるよう丁寧に組んでいます。そのかわり、吸排気は妥協なくセッティングしてパワーを稼ぎます。コンロッドは現在はキャリロに変更。
インテークバルブはシート拡大し他車種用バルブを流用。走行してはエンジンをばらして、を幾度となく繰り返し、今はそこそこマージンのある、でも圧縮のあまり落ちないバルブセット位置、径になっています。
シートカット、バルブガイド製作以外の内燃機加工も自ら行います。
エンジンレスポンス。
筑波サーキット最終コーナー立ち上がり。一台目に走っているのが当車両です。
2010年3月現在の仕様