May 4, 2007 今日のやまさん
やまさん号
底部に穴のあいている、やまさん号のタンク。サビで穴のあいた部分を切開し、そこに新しい鉄板を溶接する作業が、閉店後毎日深夜まで行なわれています。切り出した鉄板を板金し溶接するのですが、まずこちら側は俺がお手本として溶接。
こちらがお手本。0.8mmという薄い鉄板の突き合わせ溶接は、大変難易度が高いです。未経験者がトライすると、どんどん溶けてしまって、多分タンクがなくなります。さらに、少しでもスが入るとそこからガソリンが漏れます。母材に穴を開けずに、数ミリずつ確実に溶接していく、集中力と根気の作業です。溶接するピースの精度、下準備、溶接器のセッティング、タングステンの研ぎ、タングステンの角度や距離、スピード、溶棒の入れ方等、すべてがうまくいかなければ100点の溶接になりません。俺もまだまだですから、お手本といっても納得いかない部分がたくさんあります。写真の出来で自己採点60点くらいでしょうか?
こちらがやまさん作。大量の溶棒を使いなんとか穴が埋まりました。15点。皆さんにお見せできるようになるのは1年くらいみっちり修行が必要です(笑)。(ちなみにやまさんは溶接が修行中なだけで、優秀なメカニックです。念のため・・・)