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2008年04月23日 R80レーサー製作
壊れたエンジン
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ビッグエンド側。クランク、コンロッドともにBMW純正、無加工です。ビッグエンドメタル等にも損傷はなく、この状態でも壊れたコンロッドの大腿部はスムーズに動いており、又、他の部分に問題点も見当たらないので、やはりパワーアップによるストレスからの破損と判断できます。このエンジンを組んでから約7ケ月、サーキットでの全開走行時間はレーサーとしてはかなりの時間となり、たまったストレスが本番で爆発したのでしょう。それだけパワーが出ていた証拠で、エンジンを作った本人としては、うれしいような、悲しいような・・・。
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左コンロッドが破断し、フリーになった大腿部側のコンロッドの片割れがブンブンとクランクケース内で振り回され、クランクケースやシリンダー、ピストン等を破壊しました。
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こちらは大丈夫だったコンロッド側。破断したコンロッドが当り、こちら側のピストンもザックリとやられています。スタッドボルトも内側から押されて、クランクケースのネジ山が壊れています。ピストンを外すと、クランクはスムーズに回転しました。ピストンの位置が正規ではなくなったため、壊れたコンロッド側はもちろん、こちら側もバルブがピストンにヒットしていました。ただ、ヘッド自体は無問題で、バルブ交換&シートカット&バルブガイド交換でOK。手塩にかけたヘッドが無事だったのは、不幸中の幸い。
実際に壊さなきゃ分からないことも沢山ありますので、良い勉強です。
さて、次はどういう仕様で組みましょうかね〜。
2008年04月05日 R80レーサー製作| R80レーサー製作
マフラー
コーナー立ち上がりで一番多用する4000〜6000回転のトルクを強化するために、エキゾーストを変更。当初はニードル変更やキャブ管長等の燃調でなんとかしようとトライしていましたが、実走及びダイナモで測定しながらのセッティングも煮詰まり、エキパイの変更をすることに。管長や管径、集合ポイント等をリデザインすることで、極低速とピークパワーを若干落としつつ、4000〜6000回転でトルクで最大2Kg-m、パワーで最大15psアップを実現しました。ピークパワーは7700回転で3psダウンしていますが、ほぼ体感しません。逆に太った中速は、思わずアクセルを緩めるほどのコーナー立ち上がり加速を得られ、シフトポイントが変わり、サスセッティングの若干の変更も必要なほどです。成功。
2008年03月06日 R80レーサー製作| R80レーサー製作| R80レーサー製作
サーキットテスト
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当店のR80レーサーは、走行毎に改善作業を必ず行います。今回はフロントフォークのオイルをYaccoへ、そして油面変更。変更するデータは前回の走行時のストローク量やハンドリング、走行フィーリングから、変更値を決めていきます。前々回のスプリング変更によりハンドリングがとてものりやすく改善されているので、さらなる煮詰めです。
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フォークを外すので、K様にご提供いただいた(ありがとうございます!)クイックリリースのハンドルに交換します。頻繁にセッティング変更を繰り返すレーサーですので、クイックリリースのハンドルは大変便利です。
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今までのアルミ溶接ハンドルより、ハンドル約1本分前方へ移動するため、コーナリング中にたまに逆ハン方向に入力してしまう微妙なポジションの違和感が、大変改善されました。たったこれだけの違いですが、乗りやすくなるのです。合わせて、下半身の自由度を増やすため、ステップバーを15mm前へ、5mm下へ移動。
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バルブスプリングは数種の試作品を交換しつつ実走テストを繰り返しています。今回は試作品のダブルスプリング仕様。これが最終版です。実走にて、4速8500回転まで問題なく常に追従します。突き始めはしなやかですが、サージングしにくい設定。又、社外品にありがちなヘタリに対しても、対策を施してあります。
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テストに時間がかかりましたが、この仕様で決定ですね。チタンリテーナーとのセットにて販売予定です。
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上記仕様にて筑波サーキットでテスト。だいぶ暖かくなり、ずいぶん乗りやすくなりました。シーズンインですね! 各部の煮詰めが進み、大変乗りやすく気持ちのいいバイクに仕上がってきました。
ホームストレート。裏ストレートで離されたDuc998に最終コーナーで詰め寄りロックオン、ホームストレートでなんとかくらいつき、1コーナーでインからパスしようとして、ダメだったシーン・・・。
2008年01月13日 R80レーサー製作
バルブスプリング
試作が出来上がったオリジナルバルブスプリングを、R80レーサーに組み込みました。2種のショットで表面処理した、グレーに鈍く輝くスプリングと、チタンリテーナーの組み合わせは、なかなかカッコ良し。来週サーキットに持ち込みテスト、ぶん回してきます。寒そ〜。
2007年09月30日 R80レーサー製作
ダイジェスト
今回製作したR80レーサーは、もとはこの写真のボロボロR80でした。写真で見るとそうでもありませんが、実際はサビサビ、ボロボロ。シートやステップ等のオリジナルパーツの設計のために仕入れた部品取り車です。オリジナルシート等も製作が完了し、撮影したのが上の写真です。とりあえず役目が終わったので、じゃあこいつでレーサーでも作ろうかな、というところから、今回のプロジェクトがスタートしました。スタートはなんと3年以上前、2004年の春ごろでした・・・。
製作開始当初、エンジンをばらして、上部のいらない部分をカットしたのは、今は警察官になっている元リトモメカ、内野でした。元気か〜?
ステップは、最初スチールプレートでガセットを組んで製作したんだったな〜。フレームサビサビ。諸事情によりこのフレームは使わず、現在のフレームは2つめ。
このころは、緑色のメガネにアッシュの髪でした。
最初に立ち上がった姿。これが1年半くらい前かな? この時は、フォークはホンダ用、リアホイールはVFR初期型用。この後、フォークはよりセッティング幅の広いオーリンズを奮発。リアホイールはタイヤを選べるようにリム幅が広いR1100RS用に仕様変更。写真のシートレールは1作目。このあと、2回作り直しました。
各年式、排気量の2バルブエンジンパーツを並べて、研究。どれをベースに組んだらよいか、いろいろと検討しました。
お客様のバイクで再現できるよう、特別なパーツは使わず、でも速く。
ここ3年くらいで飛躍的に向上した(と思う)アルゴン溶接を駆使。最初はノーマルタンク使用予定だったのを、アルミインナータンク&FRPタンクカバー仕様へ変更。
今年の初めごろ。移転準備等で、とてもレーサーを進めることが出来ず、クラブマンの連載も一時ストップ。
クラブマン連載ページに9/29のボクトロエントリーを宣言し、無理矢理完成納期を決める。そして予定通りシェイクダウン。製作、という意味では完成しましたが、これから煮詰めていく、つらくも楽しい作業がまた始まります。諸先輩方からすれば「そんなの昔さんざんやったよ〜」という、マルカブリの内容もあるでしょう。ただ、僕は常々、読んだ話、聞いた話よりも自分の経験、体験をもとに仕事をしたい思っています。もちろん、先輩方の経験された話もありがたく参考にさせていただいていますが、実際はそれを自分で体験、確認するまでは人に何も言えない、伝えられない。よくいるじゃないですか、「そんなのダメだよ〜」とか、自分で体験してないのに言っちゃえる人。「どうしてですか?」って突っ込むと、「ウググ・・・」ってなっちゃう人。あれ嫌いなんです。・・・、と話がずれてきた。なので、このレーサー製作もよい経験となり、お客様へもいろいろな情報をさらにお伝えできることと思います。次のレースは11月のMAX10です。ぜひ応援お願いします!
2007年09月29日 R80レーサー製作| R80レーサー製作
ボクサートロフィー
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本番前の数本のテスト走行にて、腰下から組み直してチューンしたエンジンのナラシと、足回りのセットアップを行っています。特に足回りは苦戦を強いられ、本番直前の最後のテスト走行にてなんとかまともに走れるかな? といった仕上がり。今日の本番は、午前の予選はヘビーウエット。なんとか午後はドライになり全開走行できました。
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しかし、タイムは伸び悩み、今までの2本サス(R90/6)よりも遅い、というなんともイマイチな結果。順位も下のほう・・・(涙)。R90/6は時間をかけてセットアップしてきてやはり仕上がり具合はかなりのものになっていたのですが、くみ上げたばかりのこの新しいマシンは、これから育てていく必要があることを実感しました。それなりに速く安全に走るには十分なこのR80レーサーも、20年も前のバイクで現代のバイクに挑むには、さらなる細かなマシンの詰めが必要。今年のボクサートロフィーは終了なので、来年は、こいつと共に目指しますよ〜! テッペンを!





